資金調達

日本政策金融公庫の融資審査を確実に通すためにチェックすべきポイント6選

日本政策金融公庫(以下、公庫)から融資を受けると、無担保・無保証人・低金利数百万円~数千万円以上のまとまった資金を借り入れることが出来ます。

返済期間も長く、借入用途が運転資金の場合は最長7年、設備資金の場合は最長10年となります。

特に売上が厳しい創業期の頃は、公庫から融資を受けて手元に十分なキャッシュを持っておくと、事業の安全度が高まります。

想定外の事故が起こっても、事業が突然死する可能性も低くなりますからね。

しかし、当然ですが何の準備も無しにいきなり数百万、数千万円が借りれるわけではありません。

今回の記事では、融資を申し込む前に、自分の個人事業や会社が審査に通りそうか、簡単にチェックしておくべきポイントをまとめました。


そこそこの自己資金があるか?

「えっ、手元に十分な資金が無いから借入するんじゃないの?」という突っ込みが聞こえそうですが(笑)、融資に申し込む時点で、自分の手元にある程度の資金を確保しておくことはとても重要なのです。

なぜなら、公庫は融資申込者の事業が万が一コケた場合に、借入金の返済原資があるかどうかを気にしているからです。

また、自己資金が十分確保できているということは、その人が事業のためにコツコツ貯めて準備してきたというアピールになります。

銀行口座の残高は、その人が事業を起こすまでに努力してきたこと、計画性があること、浪費癖がないこと、といったことの何よりの証拠なのです。

とはいっても、数千万円単位の自己資金を用意しておく必要はなくて(笑)、そこそこで大丈夫です!最低でも100万円~200万円くらいあれば十分です。

逆に言えば、自己資金が極端に少なくなると審査が通りにくくなる傾向にあり、審査が通ったとしても100万円~200万円という少額の融資しかしてもらえないこともあります。

ビジネスが不調で、資金繰りも厳しく、本当にお金が欲しい時に借りにくくなってしまうので、公庫からはなるべくお金に余裕がある時に借りておくのがオススメです。


公共料金や税金をきちんと払っているか?

当たり前の話ですが、電話代や水道代、ガス代などの光熱費や電話料金などの公共料金や、所得税や住民税などの税金もきちんと払っておきましょう。

通常、借入金の返済よりも、個人の生活に必要な固定費の支払いが優先されますよね。

だからこれらの支払いに遅延があると、公庫からも「この人に融資したところで、返済が遅れるだろうし、最悪返済してくれないかもしれないな」と判断されてしまうのです。

特に『借入金の返済よりも税金の支払を優先する』ということが国税徴収法でも定めれられているので、税金の支払遅延については審査結果に大きな影響があります。

また過去の支払いに遅延がある場合も、「ちゃんと返済してくれるのかな?」という信用問題に関わるので、日頃からきちんと払っておきましょう。


個人の信用情報に問題がないか?

ローンやクレジットカードなどに支払遅延がないことも大事です。

『ローン・クレジットカードの請求をきちんと支払っている=個人や会社に十分な支払能力がある』ことを示す証拠になります。

特にクレジットカードを潰してしまった場合、その事故情報は個人信用情報機関に5年から10年近く保管されます。

公庫の担当者は融資申込者の信用情報を確認するので、「ローンやクレジットカードの返済が出来ない人に融資しても返済できないだろう」と判断され、審査を通すのが厳しくなってしまいます。

もし仮に過去に返済トラブルがあった場合、金融事故の履歴が無くなってから申し込むと、審査が通りやすくなります。


事業計画を上手く説明できるか?

これから始めようとしている(あるいは始めている)事業の、今後の大まかな計画を上手く説明できるかどうかも確認しておきましょう。

例えば、

  • 見込み客の数
  • 既存客の数
  • 集客の方法
  • 月間の売上計画
  • 年間の売上目標
  • 月間の必要経費の額

などですね。

決して感覚だけではなく、数値や指標などの客観的な根拠を元に計画を説明できれば、かなり公庫の心象が良くなります。


自分の経歴について

融資申込者自身の経歴も大事です。

特定の分野への深い知見や経験がある人、何らかの専門性を有している人は、これから始める事業もうまくいくだろうと公庫から思ってもらいやすいです。

有名企業で働いていたとか、難しい資格を持っているとか。元々勤めていた会社でやってた業務と、これから始める事業との関連性があると良いですね。

公庫の担当者と面談するときは、融資申込者の人間性も見られますので、そこで自分の経歴を上手く説明できるとかなりプラスの印象が与えられます。


きちんと確定申告しているか?

自身の収入を示す書類として、公庫に源泉徴収票または確定申告書を提出する必要があります。

副業している場合、すでに何らかの事業を始めている場合は確定申告書を提出することになるのですが、確定申告してなかったら必要書類を提出できないことになるので、書類選考の時点でアウトです。

というより『確定申告をしない=脱税=犯罪』なので、そもそも審査が通るかどうか以前の問題なのですが(汗)

申告の方法は白色申告と青色申告のどちらでも良いですが、青色申告の方がより精密な会計帳簿になるので、公庫からの信用度も高くなります。

また、利益が出ている事業は資金繰りもうまくいっていることが多く、公庫からの評価も高くなるので、利益が出ている申告書を提出するとポイントが高いですね。

 

以上、審査を確実に通すためのチェックポイント6選でした。